性器クラミジアに感染!症状や治療について

性病かなと思ったら、病院で診察してもらいましょう。素人判断せずに専門家の意見を聞いて、感染を他の人に広めないようにしましょう。ここでは代表的な性病の症状や治療について紹介します。

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性器クラミジア感染症の症状と治療法

自覚症状を見逃さない!男性は尿道の膿、女性はおりもの

性器クラミジア感染症は、真正細菌の一種であるクラミジアが原因で起こる性感染症です。性器や口を使った性交渉が主な感染経路です。クラミジアは尿道や咽頭、膣や直腸など、様々な部位で繁殖します。

男性の場合、性器に症状が現れることが多く、尿道に膿や痛みが出るのが特徴です。

女性はおりものが増える傾向があります。また、喉に感染した場合、痛みが出るケースと、無症状のまま進行していくケースがあります。

性器クラミジア症の患者のうち、およそ8割の人は無症状と報告されています。目立った症状が出ないため、放置されることも少なくありません。

男性の場合、尿道に痛みが生じたり、透明な膿が出ていることに気づいたりして病院に駆け込むケースがあります。女性はおりものが多いことで気づく場合がありますが、男性に比べると病気の発覚や治療が遅れがちです。

女性器に感染した性器クラミジア感染症は、不妊や流産、早産を引き起こす可能性があるため、早期の発見、治療が重要です。

治療法は抗生物質の投与が主流です。マクロライド系やニューキノロン系、テトラサイクリン系の薬が使われます。

マクロライド系のアジスロマイシンは、一度の服用で済むため、負担が軽く、比較的受けやすい治療法です。

「ジスロマック」なら1回飲めば治療が終わる

性器クラミジア感染症の治療は、薬の服用が基本です。完治させるためには、正しい飲み方を守る必要があります。

代表的な治療薬のひとつ「ジスロマック」は、成人なら1回4錠飲むだけで治療が終わります。これは、クラミジアによる尿道炎や子宮頸管炎の治療の際に適用される飲み方です。ジスロマック4錠で、有効成分のアジスロマイシンを1000mg分摂取することになります。

深在性皮膚真菌症や、リンパ管、リンパ節、咽頭、喉頭、扁桃の炎症を治療する場合、飲み方が変わります。これらの病気を治療する場合、1日1回1錠を3日間、合計1500mgのアジスロマイシンを摂取します。

性器クラミジア感染症の治療において、ジスロマックは男女ともに高く推奨されている薬です。日本では推奨度がAランクとされており、アメリカでも第1選択薬として推奨されます。

同じく性器クラミジア感染症の治療薬である「ビブラマイシン」は、1日2回の服用を7日間続ける必要があります。また、ビブラマイシンは、妊婦は使えず、男性への推奨度もDランクとされています。ジスロマックは、1回1錠服用すれば、効果がおよそ10日に渡って続くため、他の治療薬よりも推奨されるのです。

クラミジアは性行為や体液の付着で感染する

性器クラミジア感染症の原因となるのは、クラミジア・トラコマチスという細菌です。

クラミジアに感染してもすぐに症状が出るわけではなく、多くの場合、発症までに時間がかかります。また、症状が出たとしても軽症であることが多く、感染に気づかない場合が多いです。

クラミジア・トラコマチスは、自身でエネルギーを生産できず、人間の細胞や粘膜に取り付いて増殖していきます。この菌が最も生息しやすいのは人の粘膜です。そのため、粘膜が触れ合う性行為が、感染を広げる大きな原因となるのです。

一般的な性行為だけではなく、アナルセックスやオーラルセックス、ディープキスでも感染する恐れがあります。さらに、感染者の体液にも菌が含まれています。そのため、血液や精液、それらに触れたタオルや便座に触れることで感染する場合もあるのです。

クラミジア・トラコマチスの感染を防ぐには、コンドームの着用が重要です。

性器クラミジア感染症は症状に気づきにくいのが特徴

クラミジアに感染しても、男性は50%、女性は75%が無症状であるといわれています。また、症状が出ても軽度なため、感染に気づかず放置されてしまうケースが多いのです。

男性が性器クラミジア感染症を発症すると、感染から数日で尿道炎が起こり、排尿時に痛みやかゆみ、違和感を覚えるようになります。膿が出ることもありますが、尿と混ざって排出されるため、気づかないことが多いです。放置していると、菌が尿道から前立腺に進行し、全身に様々な症状があらわれます。

女性が性器クラミジア感染症を発症した場合、感染して2週間から3週間で、子宮の入り口である子宮頸管で膣炎が起こります。おりものが増加したり、性器の臭いが強くなったと感じたりしたら注意が必要です。また、不正出血が起こる場合もあります。

女性の場合、クラミジアは子宮と卵管を経由して、骨盤腹膜に進行します。骨盤で炎症が起こると、全身に症状が出てしまいます。

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